塾を利用できる人

塾生が塾にやって来るとよく言う言葉があります。

 

「先生、何やったらいいですか?」

 

おしい! と、つい思ってしまいます。

頑張って勉強をするために塾まで来たのはすばらしいことです。

が、できることなら塾が終わってそこを出るときの「成果」までイメージできるともっとすばらしいですね。

 

つまり、今日この塾で何をもぎ取っていくか、です。

そうしたら、今日何をやったらいいかは何となくでもわかるはずです。

でも、言うのは簡単で中々できる人がいないのも事実なんですが。

 

「指示待ち」というのは一番楽な方法です。

今日やる課題を先生が教えてくれるまで何もせず静かに待っていることです。

目立つこともない代わりに特別悪いことをしているようにも受け取られない。

ただそれは本当はもったいない事です。

 

「指示待ち」をして先生からもらった課題に取り組むのと、自分が今日これをしようと思ってきた課題に取り組むのとでは、その課題にかける時間や理解度にはやはり違いが出てきます。

実際に塾生を見ていると分かるのですが、何も言われなくとも自分で課題に取り組むの人は、必ずおしりを意識しています。つまり今日のゴールです。

このゴールに到着するためには今日は何をどこまでした方がいいのか、できそうなのか。

ということを考えています。

 

塾で勉強する時間には限りがあります。

塾生にはぜひ「塾を利用できる人」になってほしいと思います。

できるだけ皆さんが取り組みやすいように学習計画表も渡してあります。

いつまでにどこまでやるかの目安は分かるようになっています。

また、中学生には居残り学習もできるようになってます。

 

塾は自分のためにとことん利用すべきです。