わかば学舎利府葉山の進学塾です

  • 【高校受験】過去7年の志望校合格率 94% 達成!

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わたしが講師です

織田滋明(おだしげあき)
1970年 新潟県加茂市生まれ。
1994年 東北大学理学部物理学科を卒業。在学中に家庭教師/塾講師の経験を積む。
大学卒業後、日本アイ・ビー・エム株式会社に入社。以後18年間システムエンジニアとして首都圏(東京・神奈川)および仙台のお客様を担当。
2011年 東日本大震災の被災地にてプログラミング教育の学習ボランティアした際に子どもたちへの教育支援の可能性・面白さを再確認する。
2012年 宮城県宮城郡利府町にて念願の「わかば学舎」を開校。

教室ブログ

2024年度高校受験結果

2024年3月14日(木)の宮城県公立高校の合格発表をもちまして、今年の中3生全員の進路が決定いたしました。

 

全員、第一志望校に合格しました!

皆さん本当に頑張りました。

この1年間の受験を通した取り組みを、どうかこれからの大きな自信としてもらいたいと思います!

 

そして、ご家族の皆様もこれまで本当にお疲れさまでした。

生徒の皆さんを最後まで温かくサポートしていただき感謝の気持ちでいっぱいです。

 

本当におめでとうございました!

 

【わかば学舎 中3生 合格高校】

■ 仙台二高(普通科)

■ 仙台一高(普通科)

■ 宮城野高(普通科)

■ 多賀城高(普通科)

■ 利府高(普通科)

■ 聖ウルスラ学院英智高(特別志学Type1)

■ 仙台育英高(特別進学 東大選抜コース)

■ 東北学院榴ヶ岡高(総合進学コース)

■ 東北高(文理コース)

(併願合格校を含む)

 

2024年3月14日

今、受験生に一番必要な力

冬期講習、無事終了。

冬休みなので短い期間でしたが、今年は例年以上に参加者の多い講習となりました。

 

うちの塾の席数は10席です。

今回の講習では、それが毎時間埋まるくらいでした。

みんなの熱気や気合いを感じながら、換気やリフレッシュにも注意しながら、無事に終えることができたところです。

 

そして今年の特徴は、中3生の頑張りが目立ったことです。

冬期講習では(夏期講習もですが)、中3生のみ『一日受講コース』というのを設定しています。

朝の9時から夕方の4時まで、昼食休憩を挟んで6時間ぶっ通しで勉強するという少々ハードなコースなのですが、このコースに今回は4名の中3生が挑んでくれました。(通常は参加者が1名いるかいないかです。)

 

実はこのコース、「勉強時間が増える」こと以外にも隠れたメリットがあるのです。

 

一番必要なのは「やる気」でも「学力」でもない、「継続する力」だ

何かのタイミングで「やる気」は出せます。

例えば「模試が悪かった」、「先生に何か言われた」、「おすすめの勉強法を聞いた」などなど。

一時は次こそやってやるぞ、という気持ちで勉強に向き合うことは誰でもできます。

 

でも一番大事なのはそれを「継続する力」。

 

結局、きちんと継続できたものしか自分の力にはなっていきません。

 

  • 2,3回は頑張ったけど途中で辞めた勉強法
  • 途中で放り投げてしまった空白だらけの問題集
  • 最初は全科目まんべんなくしていたのが気がついたら手を付けなくなった科目

 

があったりして結局次のテストの時も実を結ばないのは、「やる気」とか「学力」が問題なのではなく、成果が出るまでそれを継続していないからです。

 

話は戻りますが、冬期講習の『一日受講コース』では、この「継続する力」を付けることができるようになります。

少なくとも今している『受験勉強』という取り組みに、やる気や学力などには頼らず没頭できるようになります。

 

これは、今この時期の中3生に一番必要な力です。

 

中3受験生に残された2か月間、まさに『継続は力なり』、『継続は栄光をつかみ取る』の言葉がふさわしい期間になることを、特にこの冬頑張った生徒さん達には大期待してしまいます。

 

2024年1月8日

ライバルがやって来た!

この塾には、小学校から通ってきていただいているAさんという現在中3の生徒さんがいます

前にも紹介しましたが、新みやぎ模試では常に上位の成績を収めるとても勉強のできる生徒さんです。

中学校の定期テストでも常に学年1位をキープし続けています。

 

そのAさんが、中1の時に一度だけ学年2位になったことがありました。

500点満点中487点だったので、決してAさんの出来が悪かったわけではありません。

 

その時に学年1位になったのはB君という子だったのですが、そのB君がなんと、夏休み後にこの塾にやってきました。

そう、まさに「ライバルがやって来た!」です。

 

たまたま親御さん同士がお知り合いだったのでこちらの塾をご紹介いただいたそうなのですが、Aさんはもしかしたら嫌かなあと思い、それとなくAさんに聞いたところ、

「怖いです~。」と言いつつも、目が輝いていたのを私は見逃しませんでした。

 

事実、それからのAさんの勉強量が非常に増えました。

塾帰りに持って帰るテキストの量が格段に増え、いつも重そうにしながら帰っていきます。(塾は置き勉を許可しており家庭学習に必要なテキストだけ持ち帰るスタイルです)

自宅学習の成果を見せてくれる時も、小さな文字でびっしりと埋め尽くされたノートになっています。

 

今回に限っては明らかに良い効果となるライバルの出現でした。

B君は最初、Aさんにとっては本当に怖い存在だったのかもしれませんが、知らないうちに何か自分にスイッチを入れてくれるような、そんな存在になったのかもしれません。

 

「ライバル」を広辞苑で引くと「競争相手、好敵手」と出ます。

まさに好敵手ですね。

 

そしてB君も負けてはいません。

直近の新みやぎ模試では、数、英、国の3科目では県内1位でした。(ちなみにAさんは県内2位でした)

 

B君はこれまで独学で勉強してきました。

つまり今までは「見えない相手」もしくは「自分自身」と闘ってきました。

それが今は、塾に来ればいやでも刺激を受けるライバルがそこにいます。

黙々と勉強する姿が目に入ります。

二人とも塾では全く会話はないのですが、お互いに刺激し合っているのをひしひしと感じます。

 

この二人を見ているといつも「赤毛のアン」のアンとギルバートを思い出してしまいます。

(私は男子ですが「赤毛のアン」シリーズの愛読者です)

アンとギルバートはお互いを常に意識しながらもある出来事がきっかけで5年間口をきかないのですが、その地区の1,2位の学業成績を争う好敵手になっていきます。

それとすごく似ています。

 

こんな関係を身近で見ることなんて、ありそうで無かった経験なので少し興奮しています。

お二人の第一志望校は今のところそれぞれで違うのですが、この「ライバルの存在」という最大のメリットを受け続けてもらえたらと思います。

 

自画自賛ですが、いい環境を提供できているなと感じます (^^)

 

さて、こんな二人にこの塾はあと何をしてやれるのか、

なのですが、こういった上位層の子たちにはこれといった「大きな穴」はもはやありません。

 

でも「小さな穴」はまだまだたくさんあります。

そういった小さな穴を埋める作業のお手伝い、もっと言えばその小さな穴を効率よく見つけるお手伝いがこの塾にできることだと思っています。

 

ちなみに先述した新みやぎ模試の結果ですが、数英国の3科目では県内1位(B君)と2位(Aさん)でしたが、数英理社国の5科目になると県内7位(Aさん)と13位(B君)にやや下がります。

つまり理科と社会については、まだまだ「小さな穴」は存在するということです。

 

具体的にすべき事ですが、難易度の高い問題をやると同時に、過去問による実践タイプの問題、それも県内の過去問に留まらず他県の問題にも数多く触れることで、より効率よく小さな穴も埋められていくと思います。

 

教材で言うと、

・精選全国高校入試問題集

・3年間の高校入試セレクト

などの塾専用教材や、市販本では、

・全国高校入試問題正解

などが使えると思います。

 

来週からは中学生の生徒さんとの二者面談、そのあとは保護者面談と忙しくなりそうです。

 

2023年10月8日

地球温暖化の良いところは?

今日は作文教室からの一コマ。

 

いつも人と同じような文章になってしまう。なかなかオリジナリティのある文章が書けない

 

こういうことはよくあると思います。

ただそれは、人と同じ価値観を持っているということにもなるので、共感してもらいやすいし、書き方によってはとても説得力のある作文ができると思います。

 

ですので、人と同じような文章でも決して悪くはありません。

悪くはないのですが...

はっきり言って面白くありません。(^_^;)

 

それは、結論がなんとなく読めてしまうからです。

驚きや新たな発見が無いので、もっと先を読んでいきたいというふうにはなりにくいからです。

 

では、どうしたら驚きや発見のある、オリジナリティあふれた作文が書けるようになるでしょうか。

 

というわけで、

今回のテーマは『常識を疑ってみよう』です。

 

(先生)

「世の中には、『常識』と思われていることがいくつもあります。

たとえば、こんなことです。

雲一つない晴天の日     → いい天気の日だ

冬に温かい飲み物を飲む   → うれしいことだ

何事も自分の頭で考えること → 正しいことだ

地球温暖化が進むこと    → 悪いことだ

本当にそうでしょうか?

 
別のだれかはこの常識とは別のとらえ方をするかも知れない、と視点を変えて考えてみてください。
 
では、さっきの例で”雲一つない晴天の日”が”悪い日”になるのはどんな時?」
 
 
(ある生徒)「きらいな体育の授業がある時です」
 
(先生)「いいですねー、嫌いなんだね校庭での体育(^^)。あとは?」
 

(ある生徒)「砂漠で死にそうな人」

 
(先生)「たしかに!晴天なんて最悪の天気だね」
 

・・・

 

(先生)「では、”地球温暖化が進むこと”が”いいこと”なのは、どんな時?」

(ある生徒)「夏気分を秋でも味わえる!」

(先生)「おお、それめっちゃいいです。前向き!」

(ある生徒)「日焼けが好きな人は年中焼ける。」

(先生)「それもいいね!」

(先生)「すごく寒い地方の人たちの暮らしが楽になる、なんていうのもあるかもね。まじめ…キリッ。」

 

今日はこんな感じの授業でした。

 

オリジナリティのある作文というのは、ほかのみんなとは別の発想や考え方で書かれた文章のことです。

そして、みんなとは別の発想や考え方にする一番簡単な方法は、『常識を疑う』ことです。

 

作文の題名で、

『晴天の日に私がしたい事』よりも『晴天の日が大キライなわけ』の方が読みたいと思うし、

『地球温暖化の問題点』よりも『地球温暖化を歓迎する人たち』の方が読みたくなります。

 

作文が苦手だ、何を書いていいかわからない、という人は、この『常識を疑う』作戦で文章を書いてみるといいです。

そうして書いた作文はきっといつもより『光る文章』になっているはずです。

 

2023年9月10日

『蛍雪の功』って古臭い?

蛍雪の功』という言葉が好きです。

 

この言葉の由来となったのはある中国の故事です。

 

“中国のとうしん王朝の時代。しゃいんという人物は、貧しくてともし火に用いる油が買えないため、夏になると数十匹の”“を集めて袋に入れ、その光で夜も本を読んでいました。また、そんこうという人物は、やはり貧しかったので、冬の夜には、窓辺に映る”“の明かりで本を読んでいました。二人とも、このように苦労して学問をした結果、高級官僚にまで出世したということです。”

 

昔は、「なんだか貧乏くさい話だなあ」くらいに思ってましたが、年を重ねるにつれて、この情景の美しさや、貧しくても勉強できることの尊さのようなものが伝わってきて、わずかな感動さえ感じるようになってきました。

 

そして、今なんとなく勉強している人にもぜひそんな気持ちになってほしいなと思っています。

 

塾生が塾にやって来るとよく言う言葉があります。

 

「先生、何やったらいいですか?」

 

おしい! と、つい思ってしまいます。

頑張って勉強をするために塾まで来たのはすばらしいことです。

が、できることなら塾が終わってそこを出るときの「成果」までイメージできるともっとすばらしいですね。

 

つまり、今日この塾で何をもぎ取っていくか、です。

そうしたら、今日何をやったらいいかは何となくでもわかるはずです。

でも、言うのは簡単、中々できる人がいないのも事実なんですが。

 

指示待ち」というのは一番楽な方法です。

今日やる課題を先生が教えてくれるまで何もせず静かに待っていることです。

目立つこともない代わりに特別悪いことをしているようにも受け取られない。

ただそれは本当はもったいない事です。

 

「指示待ち」をして先生からもらった課題に取り組むのと、自分が今日これをしようと思ってきた課題に取り組むのとでは、その課題にかける意欲理解度にかなりの違いが出てきます

 

実際に塾生を見ていると分かるのですが、何も言われなくとも自分で課題に取り組むの人は、必ずおしりを意識しています。

つまり今日のゴールです。

 

このゴールに到着するためには今日は何をどこまでした方がいいのか、できそうなのか。

終わった後は、今日貯金ができたのか、借金生活になってしまったのか。借金はいつまでにどうやって返していけばいいか。

ということを考えています。

 

塾で勉強する時間には限りがあります。

 

塾生にはぜひ「塾を利用できる人」になってほしいと思います。

 

できるだけ皆さんが取り組みやすいように学習計画表も渡してあります。

いつまでにどこまでやるかの目安は分かるようになっています。

質問はいつでも大歓迎状態で先生もスタンバイしています。

 

塾は自分のためにとことん利用すべきです。

 

最後に、

『蛍雪の功』の話のポイントは、その後二人とも大出世するところです。

 

2023年8月12日

定期考査で130点アップした生徒さんが変えたこと

今回の中学定期テストにおいて、前回のテスト(前学年の学年末テスト)から5科目130点アップした生徒さんがいます。

実に1科目あたり26点アップの計算です。

これは純粋に「すごいこと」です。

 

たしかに、学年の最初のテストはほかの回に比べて点数が取りやすいと言われています。

とは言っても、

前回と同じような勉強の仕方でここまで伸びることは普通はありえません。

 

では、その生徒さんは何をしたのか。(変えたのか)

その生徒さんから聞いた話での変化と、私から見た変化をご紹介します。

 

【前回から変えたこと】

1.ワークを3周したこと

『ワークを1周もしくは1周すらやり切れずにテストの日を迎えていたが、今回は3周やれた』

よく勘違いしやすいところですが、ワークを3周したからといって、いつもの3倍の時間をかけたわけではありません。

なぜなら2周目と3周目はすでに正解している問題は飛ばしているからです。

 

ですので3周目が終わった時も、実際にはいつもの2倍の時間もかかっていません。

ですが、この効果は絶大です。

 

一度まちがった問題でも間を空けずに2度目、3度目をトライすることで飛躍的に正解率が上がります。

少なくとも印象には残り続けるので、本番でも解こうとする原動力が湧いてきます。

 

これはテストの際の大きな大きな武器になります。

ワークを1週やる時間があるのなら、ほんの少しだけ時間を追加して2周目、3周目をやってみましょう。

とても「コストパフォーマンス」のいい勉強法です。

 

2.勉強環境を変えたこと

『リビング勉強をしていたのをやめ、自室の勉強机での勉強に切り替えた』

よくあるのが、「ずっと自室で勉強していたがどうしても集中力が続かないのでリビング勉強に切り替えた」というものですが、この生徒さんの場合は逆ですね。

 

どちらにしても、環境を変えてみるのは意外と効果があるようです。

新鮮な環境での勉強は気分もいいですし、やる気も継続します。

 

この生徒さんの場合はさらに、勉強机の周りに「誘惑」になるようなもの(本やゲームなど)を一切置かないようにもしたそうです。

勉強に集中できる環境になるのはもちろんの事ですが、それよりも「こういう環境に変えよう」と決意した気持ちこそが、すでに高得点の予兆だったのかもしれません。

 

3.わからないところを徹底的に聞いたこと

『今まで塾ではほとんど質問しなかったが、何度も質問するようになった』

これは、私(講師)から見た変化です。

今年から塾のレイアウトを変えたり、運用方法を変えたりしたことも一因かもしれないのですが、以前と比べるとその生徒さんからの質問が格段に増えました。

 

「理解できないところを理解してから次に行く」

 

これは当然の事のようですが、出来ない、しない生徒さんはたくさんいます。

遅れているから早く先に進まなきゃという「あせり」や、疲れているから後にしようという「あきらめ」がそうさせてしまいます。

 

でもそれは、とてもリスクの高い行動です。

特に数学や英語は積み上げ式の学問なので、前回のつまづきは次回のつまづきに直結してしまいます。

 

そうならないためには、つまづいても立ち上がること(理解すること)です。

自力で立ち上がることが難しければ、迷わず手を挙げる(質問する)こと。

立ち上がるために手を指し伸ばしてくれる人がきっといます。

少なくとも塾で質問することに何の躊躇もいりませんよ。

 

【今日のまとめ】

今回130点アップした生徒さんの行動をまとめると、

  1. ワークを3周したこと
  2. 勉強環境を変えたこと
  3. わからないところを徹底的に聞いたこと

になります。

おそらくこの生徒さんには、この行動をするきっかけや決意があったのだと思います。

でも、やったことは何も特別なことでも奇抜なことでもなく、誰でもできることです。

これでいいんです。

 

伸び悩んでいる人の何かのきっかけになってくれればうれしいのですが。

 

2023年7月9日

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わかば学舎の各コースをご紹介します。



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