どうせ大学を目指すなら

「THE世界大学ランキング」というのをご存知でしょうか?

この3月に2017年日本版のランキングが発表されました。

いわゆる「偏差値」を基準にしたランキングではなく、その大学の「教育力」を重視したランキングとなっていることに最大の特徴があります。

 

(ランキングに用いられている指標)

教育リソース ・・・ どれだけ充実した教育が行われている可能性があるか
教育満足度 ・・・ どれだけ教育への期待が実現されているか
教育成果 ・・・ どれだけ卒業生が活躍しているか
国際性 ・・・ どれだけ国際的な教育環境になっているか

 

そのランキングはと言うと、以下の通り。

1位    東京大学
2位    東北大学
3位    京都大学
4位    名古屋大学
4位    東京工業大学
6位    大阪大学
7位    九州大学
8位    北海道大学
9位    筑波大学
10位    早稲田大学
11位    慶應義塾大学
12位    広島大学
13位    神戸大学
14位    一橋大学
15位    国際基督教大学
16位    千葉大学
17位    長岡技術科学大学
18位    上智大学
19位    金沢大学
20位    国際教養大学

 

仙台の東北大学が今年はとうとう2位にまで上がってきました。

今回のランキングで重視されるのは教育力。つまり、上位の大学ほどより優れた教育を受けられる可能性が高いという事です。

より優れた教育を受けられるかどうかという事は、それはその後の就職先だったり生涯収入といった事にも、少なからず影響があるいうことです。

これまで、高校生が大学を選ぶ際、基本的には偏差値が重視されました。

しかし、偏差値はあくまで入試の難易度(入りやすさ)の目安であり、その大学が「どれだけ教育に力を入れているか」「いかに高い研究力を持っているか」を示すものではありませんでした。

「世界大学ランキング(日本版)」は、偏差値を基準にしたランキングとは異なる結果が出る可能性があります。将来的には、今までの偏差値に加えて、この「世界大学ランキング」のスコアも、進路を選ぶための重要な参考資料になっていくのではないかと思います。

しかしながら、ランキングというのは、はっきり言って水ものです。その時の条件によって、簡単に上下するようなものだと思っています。それだけで大学に優劣をつけるべきものではありません。

ただ、毎年そのランキングにエントリーされるような大学は、やはり悪いはずがありません。苦労して入っただけの見返りが必ずあるはずです。研究(専攻)、環境、先生、友人など、自分の将来に光を与える何かと必ず出会えるはずです。

目と鼻の先ほどのところにある東北大学。せっかく宮城県に住んでいるのですから、将来の志望大学として、一度は考えてみてもよいのではないでしょうか?