成績が上がらずに困っている生徒さん、そしてその親御さんからよく聞かれるワード、
『勉強法がよく分からないんです』
本当にそうでしょうか?
なぜ成績が上がらないのか、個人差もあるのでその理由は多岐に渡るとは思うのですが、大まかにはそもそも理解していなかったり、勉強不足、演習量不足であることがほとんどです。
本当に勉強法が良くないがためにテストの点数が悪いというのはほんの一握りの場合です。
勉強法がよく分からないという生徒さんのほとんどが、十分な勉強時間を確保しないでそう言っています。
勉強法うんぬんが言えるのは、ある程度の勉強時間を確保してからです。
分からないなりにもとにかく勉強時間を確保していさえすれば、自ずと効率の良い勉強の仕方というものも身についてくるものです。
もし、勉強法の改善により勉強の質が高まるのであればそれはそれでとても良いことです。
ムダが無く効率の良い勉強ができているということなので、短期間で学力が上がることが期待できます。
しかし、圧倒的な勉強「量」はそれと同等、もしくはそれ以上に学力を上げる武器になります。
やみくもに勉強するだけで成績なんてあがらないのでは? と思うかもしれません。
でも、勉強しやすいようにきれいにノートをまとめ直すことよりも、その時間を使ってとにかく解けるだけの問題と格闘した方がよほど学力が上がります。
中学生は今、毎日の部活練習に疲れて帰宅していることと思います。
そこからの勉強となると、毎日の勉強が習慣化されていない生徒さんにとっては大変な作業。
しかも内申書に関わる定期考査や実力テストがわんさかと待ち構えています。
だからと言って勉強法を言い訳にしてはいけません。
そんな中でも成績を上げたいのであれば、まずはいかに勉強時間を確保し、多くの問題に取り組めるのかが大きなカギとなります。
何度も言いますが、「勉強法が...」という前に、ワークを何回も繰り返しましょう。