中学校の今期1回目の定期考査も無事(?)終了しました。
特に中1生は初めて経験する考査で、ドキドキした人もいるでしょう。結果も気になりますね。
でも、今気にしなければならない事は順位ではないですよ。
今のこのタイミングで真っ先にしておかなければならない事。それは、
『何をしてたらもっと点数が取れたかを明らかにしておくこと』
です。
「もっと勉強してたらよかった」ではないですよ。
生徒さんからよく聞かされる言葉ですが、残念ながらそれでは次も同じ点数です😂
もう少し『分析』というものをしてみましょう。
それにはまず、今回のテストを必ず見返して、どこから出題されていたかを確認するようにします。
例えば、
「理科は学校のワークの問題が中心だった。」
「社会は時代、人物、出来事の穴埋め問題が多かった。」
「英語は教科書の例文がよく出た。」
「数学は計算問題が少なく文章問題が多かった。」
などでいいのです。
自然と次のテストまでに強化すべきところが見えてきますよね。
テスト前の勉強期間は短く、すべての科目を念入りに勉強することには限界があります。
であれば、最低限やらなければならない事を最優先に勉強する。
これができるだけで点数は大きく伸ばせます。
上の例から、次のテストで最優先に取り組むことはこうなります。
「理科は学校のワークを必ず2周しよう。」
「社会は年表を使って、時代の流れや出来事、人物名を暗記しよう。」
「英語は教科書の例文を全て日本語⇔英語に訳せるようにしよう。」
「数学はワークの文章題を自力(答え無し)で解けるようにしておこう。」
このほかにも、「時間配分をミスった」、「符号のミスなどのケアレスミスが多い」なども次のテストで改善する点の一つにとして心にとどめておくことが重要です。
勘違いしてはいけないのは、決して「山をはる」という事ではないということです。
ワークだけやる。教科書だけやる。文章題だけやる。
そうではありません。
全ての範囲、全ての教材の問題を一通りやるという事は必ずやらなければいけないことです。
それは定期考査の勉強という意味のほかに、受験勉強という大事な意味もあるからです。
その上で、前のテストの反省をもとにした最優先事項に手を付けること。
これが、次回の点を確実にアップさせる最良の方法になります。
さらに、『分析する』くせを常に身につけておくことは、後々の大きなメリットにもつながります。
学校での残りの定期考査のみならず、高校入試、大学入試、さらには社会人になってからも、常に自分のした事を分析、チェックしてから次に進むということは、その後の大きな飛躍のチャンスになるはずです。
自分の答案用紙を見返すことは、あまり面白いものではないかもしれません。
点数が悪ければなおさらです。
ですが、そこで一度立ち止まる勇気を持ってみましょう。