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わたしが講師です

織田滋明(おだしげあき)
1970年 新潟県加茂市生まれ。
1994年 東北大学理学部物理学科を卒業。在学中に家庭教師/塾講師の経験を積む。
大学卒業後、日本アイ・ビー・エム株式会社に入社。以後18年間システムエンジニアとして首都圏(東京・神奈川)および仙台のお客様を担当。
2011年 東日本大震災の被災地にてプログラミング教育の学習ボランティアした際に子どもたちへの教育支援の可能性・面白さを再確認する。
2012年 宮城県宮城郡利府町にて念願の「わかば学舎」を開校。

教室ブログ

作文で ”光る文章” を書くためには

文章を作る力というのは改めて本当にすごいと思います。

こういう仕事柄、非常に多くの生徒さんの作文を読ませて頂く機会があるのですが、時々これはすごいなと思わせる文章に出会うことがあります。

塾での作文指導は、まず練習問題としてあるテーマを与え、それについての自分の考えを短時間でまとめ作文にしてもらい、それを添削後、なるべく記憶の新しいうちに生徒さんに添削内容の説明をするようにしています。

 

そんな中、作文練習だけにしておくにはちょっともったいないような、とても”光ってる文章” を書いてくる生徒さんがたまにいます。

「光る文章」に出会ったときには、読みながらも ”心が躍る” という経験をさせてもらえるので、とても楽しい時間となります。

書いた人の気持ちがビシビシ伝わってきて、早く先が読みたくなります。

 

いつだったか課題を出したある子の作品(あえて作文ではなく作品とします)なのですが、テーマは「家族について」、誰でもいいので誰か一人を選んで、今のその人への自分の思いを作文にしてもらいました。

その子には受験生のお兄ちゃんがいて、日ごろ一生懸命勉強している兄の姿を見ながら、ぜひ頑張って受験に合格してほしい、自分も邪魔にならないようできる限りのことをしてあげたい、というような心温まるような内容でした。始めのうちは。

その後読み進めていくと、お兄ちゃんを応援する真の理由がありそれが明らかになるのですが、予想を裏切る内容のそれは、とても魅力的な文章で綴られていて、私には光り輝いて見えました。

詳しくご紹介出来ないのが本当に残念ですが、そのシュールでユーモアに富んだ内容は印象深くいつまでも心に残り続けています。

 

いわゆる「うまい文章」を書く子というのは実は結構いらっしゃいます。

『あるテーマに対して、正しいと思う事の理由付けをきちんとして、これからはこうならなければならない、だから自分もこうしていきたいのだ』

という文章が順序立てて正しい言葉遣いで書かれている。

これは「うまい文章」です。

国語と作文の勉強を、地道にコツコツと長期間、そしてまじめにやり続けることで、ようやくそうした文章が書けるようになってきます。

ただ、

残念ながらこれだけでは、光る文章にはなりません

 

光る文章にするために、そこに加えないといけないものは何でしょう?

 

私は、その一つは「豊かな想像力」だと思っています。

 

豊かな想像力が込められた文章には、人の心を動かす力があります。

何故ならそれは、よくある一般的な文章では無くなっているからです。

うまいだけの文章では、一般的なものが多用された結果、人の心に響きにくいものになってしまっている可能性があります。

つまり、

『(一般的に)正しいと思われる事の理由付けをして、(一般的に)これからはこうならなければならないのだということを書き、だから自分は(一般的な)こういうことをしていきたいのだ』

という文章になっていると、なんとも面白味のないありきたりの文章になってしまいます。

 

例えば、

「イヌワシという今絶滅の危機に瀕している鳥がいて、その原因の一つが人間によるリゾート開発や宅地開発によって生態系が変えられたことが挙げられる。」

という題材に対して、あなたなら自分の意見をどういう風にまとめますか?

 

(作文例1)

「今よりもっとたくさんのイヌワシが生息していた昔の日本を取り戻すために、身勝手な人間による開発は見直す時期に来たのではないだろうか。絶滅してから悔やんでももう遅いのである。人間とイヌワシが共存共栄できる世界にするため、今すぐにでも私たちは出来ることを考え行動に移していく必要があるのだ。」

(作文例2)

「生態系が変わることは決して悪いことばかりではないと思う。例えば、大昔に無敵を誇っていた恐竜がもし今も生き続けていたとしたら、人間は存在していなかったかもしれないのだ。恐竜が絶滅してくれたおかげで、人間が大活躍する世界が作り上げられた。そう考えるとイヌワシも今が世代交代の時期なのかもしれないし、いずれは人間も別の動物に支配される日が必ず来るだろう。」

 

どちらの文も「うまい文章」です。

しかしどちらがより鮮明に読者の記憶に残るでしょうか?

 

例1の文章では、イヌワシの絶滅はダメ、リゾート開発も悪、というように一般的にもよく言われている意見をそのまま自分の考えとして展開しています。

決して悪くはないのですが、はっとする驚きがなく、何となく展開が予想できる文章になっています。

例2のように少し視点を変えることで、新鮮な驚きとともに作者の個性を垣間見るようなある種の世界観が広がってくるように感じます。

一般的に言われていることに対して、少し別の視点で見ようとする ”豊かな想像力” があれば、いろいろな切り口でそのテーマを料理することが出来るようになり、光る文章に辿り着く可能性も自ずと高くなります。

 

それともう一つ、光る文章を作るためにとても重要な要素があると思っています。

 

それは、”多様な語彙(ごい)力” です。

 

同じ事を伝えるにも、どれだけ魅力的な言葉でそれを伝えられるかは、その人の持っている語彙力の差になります。

「彼女は私を見て笑った」

より

「彼女は満面の笑みを私に向けた」

の方が、彼女の表情や気持ちまで読み取れるような気になると思います。

言葉の一つ一つを大事に扱い、言いたいことを余すことなく伝えきれるような言葉選びが出来ること、これが光る文章を作るためのもう一つの大事な要素になります。

 

うまいと言われる作文を書くためのいわゆる王道の指導法はあります。

段落の構成、各段落ではどのように主張を展開するか、途中何を挿入すると良いか、最後はどうまとめるか、などは作文の基本事項なのでもちろん授業でもお伝えはするのですが、それだけで光る文章になるという保証にはなりません。

 

光る文章にするための最後のエッセンスは、”豊かな想像力” と ”多様な語彙力” です。

 

どちらも、磨くには相当長い時間が必要です。

ですが、日常の生活の中でも意識しさえすればそれらを磨いていくことはできます。

・世の中で一般的に正しいとされていることを一度疑ってみる。

・誰かが難しい言葉を言ったらすぐにその意味を聞き返す。

くらいは、すぐにでも実践できるようなことではないでしょうか。

また、本の中には”豊かな想像力” と ”多様な語彙” のどちらもふんだんに含まれているので、読書好きはここでも一歩先を行くことが出来ます。

 

中学受験、高校受験、大学受験、入社試験、その他さまざまな場面で作文の力が試されています。

そしてその重要度も今後はもっと高くなっていくことが予想されます。

何故なら、作文はその人の「資質」を見極めるための最も良いツールだからです。

 

皆さんの、「うまい文章」から「光る文章」への飛躍を期待しています!

 

2019年11月18日

勉強時間は多いのに点数が伸びない子あるある

毎日勉強机に向かい、それなりに時間を掛けて勉強しているのに、なぜかなかなかそれが成績につながらないという子が相当数います。

そんな子たちの様子を注意深く見ていると、だいたい皆同じような傾向があることに気づきます。

きっと耳の痛い生徒さんもいるかとは思いますが、ここであえて紹介してみたいと思います。

 

~勉強時間は多いのに点数が伸びない子あるある~

<「作業する」「まとめる」事が好き>

やったつもりになってるだけの勉強をひたすらしている人がいます。

実は、かなりの人がこの勉強法をしています。

具体的には、

・教科書の内容をきれいに写す(だけ)

・時間を掛けてきれいなノートを作る(何色ものペンを駆使して)

・ノートに同じ単語や熟語を書きまくる

のような勉強です。

実際、手を動かして時間もかけているので、周りの人はもちろん自分自身でさえも勉強できていると錯覚してしまいますが、肝心の内容の理解はというと、かなり不足しています。

それでも何故それをしてしまうのかというと、「手っ取り早いから」です。

あまり考えることなくすぐに始めることが出来て、何よりも頭が疲れないからです。

そして頭が疲れない割には、ちゃんと成果(らしきもの)が残ります。

あまりやる気が起きないとき、部活で疲れているとき、何から手を付けていいか分からないときなどは、とりあえずこの方法で勉強っぽいことをやっちゃえ、となるわけです。

しかしこれでは、書きまくったものはたくさん残っても、残念ながら脳の中に大切な情報がほとんど残りません。

なぜなら、脳の中に入れる=記憶する、脳の中から出す=解く、という行為がほとんど行わていないからです。

まあ、やらないよりはましなのですが、

「労多くして功少なし」

時間を掛けてる割にはなかなか効果が上がらない勉強法であることは間違いありません。

 

<「記憶する」「解く」事が嫌い>

作業のような勉強、まとめるだけの勉強、書きまくるだけの勉強をしがちな子が特に嫌がる事、それが、「記憶する」と「解く」ことです。

前述したとおり、記憶するとは脳に情報を入れることであり、解くことは脳の中の情報を出す・使うことなのですが、実はこの作業は人間のエネルギーを大量に消費します。

よく、「勉強しかしてないけど腹減ったなぁ」という事がありますが、それは実は全然気のせいなんかではなく、本当に大量のエネルギーを消費することからくる当然の反応なのです。

そんな大量なエネルギーを消費して初めて、「記憶力」や「論理的思考力」が少しずつ獲得することが出来ます。

そして、当然それは、お腹がすくくらいですからけっこうな疲れを伴います。

その疲れることを意識的もしくは無意識的に避けてしまう子は、どうしても「記憶することが嫌い」、「解くことが嫌い」となるわけです。

 

少しでも楽をして勉強したい、疲れていてもとにかく先に進ませたいという気持ちはよく分かります。

でもそういった省エネ運転ばかりしていては、いつまで経ってもニセモノの学力しかつきません。

その事に早く気付いてもらいたいと思います。

 

では、どのように勉強するかですが、答えは簡単で、「記憶する」と「解く」をひたすら繰り返すだけです。

当たり前でしょ、と言われそうですが、なかなかそれを実践できる人がいないことも事実です。

よく、最初から「解く」だけをする人がいますが、これはダメです。

初めて学んだ分野については、必ず始めに『記憶する時間』を作ってください。

解く量にもよりますが、だいたい5~10分程度をひたすら記憶することだけに充てましょう。

教科書、参考書の概要・要点部分を使って記憶します。

それから「解く」です。

覚えた箇所に対応する問題集を使って、今度はひたすら「解き」ます。

覚えた箇所を見返してはいけません。自力で解きます。

これもよく見る光景ですが、問題を解いている最中に、忘れてしまった部分を教科書や参考書をチラチラ見返して書き写す人がいます。

これだと解き直しの際に困ります。どこが出来なかった問題なのか後で分からなくなってしまいます。

記憶することの重要性を軽く見てしまうとこうなります。

あと、変に完璧主義の子、プライドの高い子もやりがちな事です。

 

勉強とは、『分からないことを分かるようにする』ことですから、まず分からない部分を見つけない事には何も始まりません。

そしてその分からない部分を分かるようになるまで、「記憶する」→「解く」をただ繰り返すだけです。

 

 ✕「作業する」「まとめる」

 〇「記憶する」「解く」

 

普段の勉強の中で、常にこのことを意識していれば、必ず成績は上がります。

 

2019年5月21日

合格状況(2019年度最終)

今年度の塾生の皆さんの合格状況は以下の通りです。(複数校受験分も含みます)

 

中3生は全員、公立校、私立校ともに第一志望校に合格しました!

ご本人の頑張りはもちろん、ご家族の皆さんの励ましとサポートの力あってこその結果です。

どうかひと時、ご家族全員でこの喜びを分かち合ってください。

 

そして生徒の皆さんは、この嬉しい気持ちをぜひ新しい生活の原動力にしましょう!

 

【公立高校】

多賀城高 普通 1名

利府高 普通 1名

仙台工高 機械 1名

塩釜高 ビジネス 1名

 

【私立高校】

仙台育英高 特別進学 2名

東北学院高 総合進学 1名

聖和学園高 リベラルアーツ 3名

 

【私立中学】

東北学院中 1名

 

合格された皆さん、本当におめでとうございます!

 

2019年3月20日

中学受験について思う事

 

現在わかば学舎では、中学受験を希望される小学生の皆さんを快く受け入れております。

ただ、ひと昔前の私はというと、塾講師でありながら中学受験に対してはかなり否定的でした。

 

どうして、精神的にまだまだ未成熟な小5、小6くらいの子たちに、入試という過酷な試練を課さなければいけないのかと。

もし結果がダメだった場合、心に大きな傷を負ってしまわないだろうかと。

 

しかし今では少し考えが変わっています。

 

中学受験用の問題を見ていると分かります。

いかにもな難問は別としてですが、まっとうな中学受験用の受験勉強であれば、小6までの時期に中学生レベルの国語の良質な文章を多く読む機会が与えられ、算数においても思考力・計算力を鍛え上げる勉強をすることが出来ます。

それは、今後の中学、高校の学習にとってむしろプラスにしかならない、そう思うようになりました。

受験結果がどうであれです。

 

またこの一番の頭脳成長期に、受験対策として「読解力」や「思考力」を磨き上げてきて、なおかつ受験の大変さ、負けた悔しさを知っている中学受験経験組は、高校受験ではめちゃくちゃ強いです。

中学受験で成功しようが失敗しようが、その経験は必ず今後の糧になります。

 

とは言っても、すべての人が中学受験をすべきだとは思っていません。

 

少なくとも基礎的な学力がある人、学校のテストでは90点以上を必ず取れる人に限ります。

基礎力無くして思考力は鍛えられないからです。

基礎力がまだ完全についていない場合は、無理をして受験すべきではないと思います。

 

東京などの首都圏に比べたら宮城は中学受験熱はさほど熱くない地域かと思いますが、それでも仙台二華中や青陵中などの公立中高一貫校は志願倍率も高く、合格を勝ち取るのはそれはそれは大変なことなのです。

 

もし中学受験を我が子にとお考えの親御さんはまず、

 

 1.子どもに『基礎力』は身についているか

 2.子どもの受験意欲はあるか

 3.親御さんが子どもの勉強をサポートできるか

 

この全てがクリアできているかをまず考えてみてください。

特に、中学受験に限っては「3.親御さんが子どもの勉強をサポートできるか」が重要になってきます。

中学受験用の問題ともなれば大人でもなかなか解くのが難しく感じると思いますが、それでも子どもの勉強には何らかの形で関わってもらいたいと思います。

 

何も勉強の中身だけを見るのがサポートではありません。

目標の設定スケジュール作成教材の選定進み具合の確認時間の管理弱点の指摘などなど、周辺のサポートはいくらでもあります。

 

そして何よりメンタルのケア

 

高学年とはいえまだ小学生なのですから、遊びたい、楽をしたいという気持ちが起こってくるのは当然で、最初に抱いた情熱がしだいに冷めてくるかもしれません。

そんな時にさりげなく一声掛けたり、タイミングよく気分転換を勧めてくれたりするのは、やはり子どもの性格をよく知った親御さんしかいません。

 

子どもにとって中学受験は人生一度きりの経験です。

どうか、苦痛だけの記憶しか残らないような受験にはしないでもらいたいと思います。

 

仕事でなかなか子どもと会話する機会を持てないかもしれません。

最初に決めるときは会話をしたけど、それ以降はあまり子どもと関われていないという親御さんもいるかもしれません。

 

ただ、親が仕事に逃げているうちは、残念ながらその受験はうまくはいかないです。

 

2019年2月7日

ケアレスミスがなくならない

ケアレスミス、まいっか…

定期テストや模試の結果を見て、「うちの子、今回ケアレスミスが無かったらいい点数だったんですけど(^^)」という親御さんや、「くっそー、今回はケアレスミスにやられたなあ(^^)」という生徒さんがよくいらっしゃいます。

ケアレスミスは多かれ少なかれ、誰でも一度は経験しているので慣れてしまっているかもしれませんね。


しかし、ケアレスミスを完全に撃退するのは難しく、とてもじゃないですが笑顔で語れるものではありません。

もし本気でケアレスミスを無くすのであれば、それはもう神経をすり減らすような消耗戦をする必要があります。


笑っているうちはミスは減りません。


ではどうすればいいでしょうか。


ミスを減らすためには、まずそのミスをきちんと重く受け止めることです。


自信を持って書いたはずの答えなのにどうしてミスったのか、自分はどんな場面でミスをしてしまったのか、とことん分析しないといけません。


自信をもって書いた答えのケアレスミスは見つけにくい
ものです。なぜなら、答えに絶対の自信があるので逆にその自信がバリアーとなってしまい、ミスを気付かせにくくしてしまうからです。


そういったミスが多かった場合の対処法は、塾の生徒さんにはよく言いますが、見直しをするときには自分の答えをまず疑ってかかることです。
絶対に間違いがあるはずだと。


間違ってるだろうと思いながらの見直しは、合ってるだろうと思いながらの見直しに比べて、ミスを見つける確率が高くなります。
なぜなら、自然とチェックする箇所が増えてくるからです。


例えば英語の答えなら、スペルは? 複数形か? 三人称単数のsは? 過去形では? というように、チェックする項目がどんどん増えているはずです。
そういった見直しは頭も使って時間もかかり、きつい作業です。でもきっとミスが見つかります。


一方、合ってるだろうと思いながらの見直しでは、このチェック項目が無意識的に少なくなっています。
そういった見直しはすぐに終わるし、楽に終わります。でもきっとミスが見過ごされます。


もう一度言いますが、ケアレスミスをなくすのは自分の過信との戦いです。
消耗戦です。疲れます。


でもここが、高得点を取るか、あと一歩のところで終わるかの分かれ目です。


結局はケアレスミスも実力なのだということを認識しましょう。


「スペルミス」も「計算間違い」も「符号つけ忘れ」も全部実力です。

ほとんど出来ていた=〇ではないのです。✖なのです


テスト返却後、間違えてしまったところを改めて分析するのは、かなりしんどいし気の重い作業です。

しかし、そこを我慢して我慢して何とか向き合って続けていくことでしかケアレスミスを減らすことはできません。



2019年1月17日

算数チャレンジ大会優勝!

宮城県教育委員会主催の「算数チャレンジ大会」にて、塾生のK君のチームが参加し、見事『優勝』を果たしました!

 

7月に予選、9月が本選となり、本選大会は宮城県庁にて開催されました。

小学生が3人1組でチームを作り参加します。なんだか高校生クイズみたいでいいなあと思ってしまいます😙

 

ただ、出される問題は数学的思考力や発想力を問われるかなり高度なものです。

なかなか大人でも解けない問題です。

例えば上のような問題ですが、一見簡単そうなのですが、あることに気づかないとずっと解けません。

あることに気づけば、いとも簡単に解けます。視点の転換が必要です。

もちろん三平方の定理や三角関数など使わずに小学校の知識だけで解けます。

 

こういった問題が10~15問、60分で解かなくてはいけません。

3人が分業してもいいですし、一緒に同じ問題を解いていっても構いません。

チームそれぞれの戦略もとても大事になってきます。

 

ちなみに塾生のK君のチームはどうしたかというと、K君が前半部分を一人で担当し、他の二人が後半を共同で解き進める作戦で行ったのだそうです。

この作戦がピタリとはまり、効率良く得点を積み上げられたのではないかと思います。

 

本当におめでとうございます🎉

 

 

塾生のK君についてですが、もともと勉強は得意な方で、勉強することをあまり苦にしないタイプではありましたが、最初からどんな問題も楽々解いてしまう子という訳でもありませんでした。

 

ただ、少しのヒントを与えれば、あとは自力で正解まで進んで行けるだけの集中力と根気がありました。

 

こういうタイプの子に一番適した勉強法は、とにかくいろいろなタイプの問題を、たとえ広く浅くてもいいのでたくさん解くことではないかと思います。

 

今回のような課題に対した時、今回が初挑戦になるような問題をなるべく作らないこと。

 

つまり、どこかで似たような問題を一度は解いたなという記憶があるだけで、たとえ難問であっても自力でなんとか手掛かりを見つけ、立ち向かっていくことが出来るようになってきます。

 

あとそういう状態になると、つまり広く浅くでもいろいろな解法パターンが身に付いてくると、勉強が更に楽しくなっていきます。

 

楽しくというのはちょっと言い過ぎかもしれませんが、そういった問題への好奇心が間違いなく前よりも出てくるはずです。

これはあのやり方で解けるかな、いやこっちのやり方もあるかも、という風に考えられるようになってくるからです。

 

中身がすかすかの冷蔵庫よりも、食材がたくさん入っている冷蔵庫の方が料理をしようという気になりますよね💪

(例がちょっと変ですね😓)

 

もちろん、全ての生徒さんにこの勉強法が向いているという訳ではありません。

基本的な計算力、読解力が無いままにいろいろな問題に取り組ませても、逆に何も身に付かず点数が伸び悩むことになってしまいます。

 

ただ、そういったリスクに気を付けながらも、知的好奇心を刺激するために様々なタイプの問題に触れることはそれでも大切なことだと思っています。

 

自分の経験からも、『知的好奇心を刺激すること』ほど勉強への意欲につながるものってないと思うからです。

 

でも、この知的好奇心って、火がつきやすい人とそうでない人がいるのも事実です。

 

ここが難しいところです😅

 

 

2018年10月7日

コース内容

わかば学舎の各コースをご紹介します。



アクセス

  • 住所 宮城県宮城郡利府町葉山
  • 三陸自動車道 松島海岸インターチェンジから2分

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