中学受験に必要な力とは

宮城県内でも中学校から受験を経験するお子さんが多くなってきています。

宮城県で受験が必要となる代表的な中学校は、以下があります。

 【私立校】・・・東北学院中、仙台白百合学園中、聖ウルスラ学院英智中、宮城学院中など

 【公立校】・・・仙台二華中、仙台青陵中、古川黎明中の3校

これらの中学校には通常、高校が併設されていて、原則そのまま高校進学できるようになっています。

一般的な中3生が経験するいわゆる高校受験が無いので、大学受験に向けての勉強に最初から取り組めたり、部活動や課外活動などにもじっくり打ち込めるなどのメリットがあると言われています。

ただし、受験にはそれなりの準備が小学校時代で必要になってきます。

また、私立校と公立校でも準備の仕方が異なります。

受験に必要な力を簡単にご紹介すると、以下のようになります。

 

私立校の場合)

小1~小6までの授業内容を漏れなく押さえられている必要があります。計算力、漢字力、理科・社会の暗記力が入試では重要となります。

公立校の場合)

主要4教科の基礎ができていることは大前提となります。加えて、考察力、応用力、作文力を総合問題形式の試験で試されます。正直なところ、合格するためには学校で教わること以上の幅広い知識を身につけ、早く解くための瞬発力も必要となります。

 

少しでも学ぶことに意欲のある生徒さんなら、中学受験にチャレンジしてみることもとても良い経験になるはずですし、そのような生徒さんへは塾でもどんどん応援していきたいと思います。

ただ、早めの準備が肝心です。

特に公立中高一貫校入試の場合は遅くとも5年生から対策問題に取り組んでいく必要があります。

 

≪これまでの生徒さんの進学実績≫

仙台二華中 1名

東北学院中 2名

仙台白百合学園中 2名

聖ウルスラ学院英智中 1名

これから中学入試を考えているという方、ご相談お受けします。

 

スマホがないと仲間に入れない?

 

『スマホがないと仲間に入れない』

こんな理由で親御さんが子供にスマホを買い与えていないでしょうか?

今や、LINEを始めとするSNS全盛時代に中学生もスマホを持っていて当たり前の状況になっています。

周りのみんながスマホを持ち、楽しそうに連絡を取り合っている様子を見て、ああかわいそうに、うちの子も頑張っているからご褒美に買ってあげようと、ついつい買い与えている親御さんが多いと思います。

その気持ちも本当によくわかります。そして、自分の子に限ってそんな暴走するような使い方をするはずが無いと思う気持ちもよくわかります。

ただ、ちょっと考えてください。

大人でも使いこなせない程の機能や、抜群の娯楽性を持っている『スマホ』というおもちゃに、小中学生がはまらないわけがありません。ましてや自制心を持って勉強時間との切り換えをきっちりする事など、よほど強靭な精神力を持った子でない限りほぼ不可能です。

安易にスマホを買い与えてしまった時点で、勉強時間へのしわ寄せが来ることは当然覚悟すべきです。仮に、よく言われる「ネットいじめ」や「危険な出会い」などの重大トラブルに陥るようなことがなかったとしても、毎日の勉強時間は確実に減っていきます。

家族内でスマホの使い方についての決まり事を作ったとしても守られるのは最初のうちだけで、次第に隠れて使うようになったり、勉強中もスマホのことを考えるようになって、結局はそれほど勉強がはかどらないということになるかもしれません。

そういったリスクや代償をよく考えたうえで買い与えているでしょうか?

テストで成績が良かったらご褒美にスマホという話も本当によく聞きますが、それは親が買い与えるための単なる口実だと思います。たとえ実際それでテストの成績が良くなったとしても、その時だけにすぎません。あとは下降の一途になる可能性大です。

家族との連絡手段(電話・メール)としても必要なんです、という事もよく聞きます。であれば、面倒くさがらずその機能だけが使えるように機能を制限したりカスタマイズしてもらいたいと思います。

これだけ広まっている現状では、子供のスマホ使用に関してはおそらく異論をお持ちの方もいらっしゃるかと思いますが、日ごろ多くの小中学生と接している立場からもう一度言わせていただくと、小中学生が自分を律してスマホと勉強の時間を分けることはほぼ不可能です。

友達関係は良くなっても、勉強には明らかにマイナスです。