弊塾には、みやぎ模試で県内2位の成績を取る中学生がいます。
この生徒さんは、中学校の定期テストでももちろん学年1位なのですが、模試でも実力テストでも中学校の定期テストと同じくらいの得点能力があります。
つまりどのテストでも480点前後の点数をたたき出してしまいます。
中学校の定期テストでは得点できても、模試や実力テストになるとそれほどには得点できない人が多いのが普通です。
大体ですが、模試や実力テストの方が50点ほど低くなってしまいます。
定期テストで450点なら模試では400点くらい、定期テストで400点くらいなら模試では350点くらいしか取れないのが普通です。
なのに、なぜこの生徒さんは模試でも高得点を出せるのでしょう?
模試で得点できない人との決定的な差は、『振り返り学習』の差です。
振り返り学習、言い換えるなら「学び直し」です。
この振り返り学習の”量”と”質”が圧倒的に他者と違うのです。
一般的な定期テストでは、直近の約3か月間で習った内容しか出題されません。
従ってその3か月間の内容をしっかり頭に入れておくだけで比較的容易に高得点を取ることができます。
しかしそれが模試や実力テストとなると、これまで習った全ての範囲から基本的には出題されます。
この「直近ではない学習範囲の量」は、学年が上がるにつれてどんどん増していきます。
そして、直近ではない学習内容は多かれ少なかれいずれ忘れてしまうのです。
それが、模試や実力テストで得点できない最大の理由です。
忘れてしまった箇所を覚えなおす作業、または忘れていないかを再確認する作業、これが振り返り学習(学び直し)です。
それが、模試や実力テストの得点力を上げるための最大の近道です。