中学の定期テストで、自分は一体何点取ればいいのだろう?
そして、自分はどの高校に行けるんだろう?
そんな疑問を持っている生徒さんに、ぜひ意識しておいて欲しいことをまとめてみます。
『今度の定期テストでは何点取ればいい?』
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1.それは、自分の志望校(行きたい高校)によって変わります。
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2.では、志望校のレベルを確認してみましょう!
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3.「みやぎ模試」の『偏差値一覧表』が役立ちます。(この表→)
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一覧表にある、”80%合格点”に注目!!
”80%合格点”とは
その高校にほぼ合格できるであろう「安全圏の点数」です。
点数はみやぎ模試での点数(500満点中)です。
では、
「みやぎ模試」と「学校の定期テスト」との関係は??
模試(みやぎ模試)の点と定期テストの点の関係
一般的に模試の点数は、その人の定期テストの点数よりも低くなります。
どれくらいかと言うと、おおまかにですが大体50点程度低くなると考えてください。
その理由は、
出題範囲です。定期考査の出題範囲はせまく、直前に習ったところからしか出題されませんが、模試では今まで学習した所のすべてが範囲となります。
つまり、もう忘れてしまっている部分からもたくさん出題されるのです。
したがって、
学校の定期テストでは、一覧表の80%合格点よりも、50点高い点数を目標にしましょう!
定期テストの目標点 = 志望校の80%合格点 + 50点
具体的には次のようになります。
(例1) 志望校が『仙台三高』
→模試80%合格点は402点なので、定期テストでは450点が目標
(例2) 志望校が『仙台南高』
→模試80%合格点は367点なので、定期テストでは420点が目標
(例3) 志望校が『宮城野高』
→模試80%合格点は331点なので、定期テストでは380点が目標
(例4) 志望校が『多賀城高』
→模試80%合格点は305点なので、定期テストでは355点が目標
といった具合です。
これらは、あくまでも定期テストに向けた目標点です。
高校受験では、言うまでもなく本番当日までにどれだけ学力を高めていけるかが重要です。
もしかしたら、定期テストはあまり良くなくても本番では高得点できるかもしれないし、その逆の人もいるかもしれません。
要は受験本番が重要だから、学校の定期テストの結果で一喜一憂しないで、最後の半年のラストスパートで精いっぱいの力を出し切ろうと考えている人もいると思います。
それは一見正しいようですが違います。
実際はどうかというと、過去の塾生さんたちの進路を見ると、おもしろいほどに
『定期テストの点数』- 50点
くらいの高校に進学しています。
定期テストの結果には、一喜一憂した方がいいです。
結果が悪かった場合、何が足りなかったのか、何をしておけばこんな点数にならずに済んだのかを判ってから次に行くのと、気にしない気にしない、はい次頑張ろうだけで次に進んでしまうのとでは、進歩の度合いが大きく異なります。
この姿勢は受験勉強の時にもそのまま継続されます。
ある時を境に、例えば部活を卒業したからとか、9月になったからとかで勉強に対する姿勢が劇的に変化するようなことはありません。
中学校に入学してからの何度かの定期テストを通して、自分の勉強スタイルが良くも悪くも出来上がり、そのまま受験勉強期間へと突入していく人がほとんどです。
そう考えると、定期テストの点数が進学校を決めるための、ある程度のバロメーターになるというのは何ら不思議なことではないのです。
逆に言えば、定期テストへの取り組み方を通して、志望校のステージを上げることも可能ということです。
学校の定期テストを、自分を苦しめるものから、自分を変えるチャンスととらえられないでしょうか。