塾開設以来、ずっと続けていることがあります。
それは「パズル」。
パズルには空間認識能力を高めるという効果があるそうです。
だからという訳ではないのですが、塾にもいくつかパズルが置いてあります。
知恵の輪、立体パズル、紙のパズルなどなど。
勉強の合間にちょっとでも塾生さんが息抜き出来たらいいなと思って置いてます。
もともと私はパズル好きです。
小さいころからジグソーパズルに熱中したり、ルービックキューブも好きで大会に出たり(市内2位でした✌)、もちろんプラモデルや模型(これも一種のパズルですね)にも例外なくはまりました。
『ある時ふと訪れる地味な達成感』 これがあるのでやめられません😎
塾にあるパズルの一つに『ロンポス』というものがあります。
これは、ある時書店で見つけてなんとなく買ってしまったものなのですが、やってみるとなかなか面白い。
というか、考えた人スゴイ!と思いました。
やり方はいたって簡単で、7つのピースを決められた形の枠ににきれいに収めるという、ただそれだけです。
レベルに応じて最初に置かれるピースの数が変わり、簡単なものから難しいものまでの200問を順番に解いていくといったパズルですが、完成形がほんとにたくさんあって飽きません。
そして途中から平面の完成形から立体(ピラミッド型)の完成形になるところも秀逸です。
見た目が美しく、達成感が半端ないです。
このロンポスを塾生さんには毎回5分使ってチャレンジしてもらっています。
このパズルを塾生さんにやってもらうと意外な事が分かりました。
それは、このパズルを解くスピードと学力は必ずしも一致しないということです。
なんとなく、勉強のできる人はパズルも早く解けるのかなと思っていたのですが、実際はそうではなく、普段のテストではとても良い点数を取る子でもなかなかパズルは解き進めることができなかったり、その逆に普段の点数はぱっとしない子がこのパズルになると驚異的なスピードで問題を解いていくといった現象が見られました。
もちろんどちらもできるっていう人もいます。
勉強の基本は暗記(覚えること)です。学年が小さくなるほどそうです。
したがって暗記ができる子ほどテストではよい点数が取れる傾向があります。
ですが暗記能力と空間認識能力は別の能力なので、勉強は得意だけどパズルは苦手ということもあるのだそうです。なるほどですね。
では、空間認識能力っていったい何の役に立つんでしょうか?
一応いろいろあるようです。例えば、
- 地図や路線図を見て目的地に着ける
- 建物で迷子になることがない
- ものづくりが上手になる
- イラストを描くのが上手になる
などです。
うーん、これだけ見るとあまり勉強とは関係なさそうでしょうか😅
でも少なくとも図形問題には強くなるような気がします、、、気がしますが、本当のところどれだけ勉強に効果があるのかは分かりません。
ただ、それでも空間認識能力が高いのと低いのとでは、高いに越したことはないと思うのです。
勉強が苦手でも、テストでいい点数が取れなくても、まだ眠っている自分の才能にどこかで気付くことがあるかもしれません。
「才能」というとそんなもの自分には無いと言うかもしれませんが、自分の持っている能力の中で一番優れているものを運良く見つけることができて、それを更に伸ばすことが出来たら、いつかそれは才能と言ってもいいくらいの能力にきっとなるはずです。
勉強には主に「暗記力」や「論理的思考力」などが求められますが、それ以外にも人間の持っている能力には「運動能力」「コミュニケーション力」「創造力」「音楽的能力」などなど、生きていく上で役に立つものがたくさんあります。
あとはそれに自分自身で気付いて伸ばしていけるか、です。
というわけで、「空間認識能力」もきっと誰かの役に立つと思いながら、特にクレームが来ないうちは塾のパズルも続けていきたいと思っています😗