5/21(日)にパズル道場体験会を開催しました。
午前の部、午後の部とで分けて開催させていただきましたが、皆さん本当に真剣にパズルに取り組んでくれました。
紙面だけではイメージしにくい問題も、道具を使って立体的にすると答えが出せた生徒さんや、慣れない問題に何度も書き直しをしながらついに自力で答えを出せた生徒さんなど、短い時間でしたが実りの多い時間だったと思います。
5/21(日)にパズル道場体験会を開催しました。
午前の部、午後の部とで分けて開催させていただきましたが、皆さん本当に真剣にパズルに取り組んでくれました。
紙面だけではイメージしにくい問題も、道具を使って立体的にすると答えが出せた生徒さんや、慣れない問題に何度も書き直しをしながらついに自力で答えを出せた生徒さんなど、短い時間でしたが実りの多い時間だったと思います。
5月開講予定のパズル道場に、早速小3の生徒さんが体験授業に来てくれました。
(ジュニア検定3級問題より)
体験授業なのでもちろんパズルを解いてもらうのですが、パズル道場では先生は決して答えを教えません。
答えがまちがっていても正解を教えません。
基本的にヒントも与えません。
どうして先生が何も教えてくれないかと言うと、それはこのパズル道場が、正解を出すための場所ではないからです。
このパズル道場での一番の目的は、生徒の皆さんの「考える力」(思考力)を付けることです。
その「考える力」がどこで付くかというと、「あーでもない」「こーでもない」と考えている時間、そこで付くんです。
だから、途中で分からない問題が出てきても、全然心配しなくてOKです。
逆にラッキーだと思ってください。
そんな問題を、何とか解いてやろうと試行錯誤している時間、法則を見つけてやろうとしている時間、その時間こそが「考える力(思考力」が伸びる瞬間となります。
(ジュニア検定2級問題より)
今回来られた生徒さんも、最初の2,3問は順調に解けたものの、ある問題に来て試練が待っていました。
問題の条件に合わずなかなか正解にたどり着けません。
通常のパズル道場もそうなのですが、なかなか正解にたどり着けないようなときでも答えやヒントは教えません。
ただその場合には、一回その問題から離れて別な問題に変えてみることもありだよと提案してみます。
全然できない問題でも、少し期間を空けるとあっけなく解けてしまうことはよくあることです。
今回もこの生徒さんには、「難しい時は別な問題にしてもいいよ」とアドバイスしました。
ところが、今回の生徒さんは首を横に振って同じ問題に挑み続けました。
そして、何回も消しゴムを使ったのち、とうとう条件に合うたった1つだけの答えにたどり着くことができました。
体験授業の中とはいえ、確実に「考える力」が付いた瞬間です。
後半は生徒さんのお母さんも参加しての立体4目並べ対戦をして、あっという間の体験授業が終了しました。
パズル道場のパズルは、ただのパズルではありません。
「考える力」を強化するためのパズルだけを厳選して使用しています。
「地頭は生まれつき」と思っている方もいるかもしれませんがそうではありません。
人の能力は「鍛えることで伸びていく」ものです。
思考力も例外ではありません。
鍛えることで、思考力も必ず伸びていきます。
今まで中学受験生のみを対象に、通常授業の一部として作文の指導もしていましたが、どうしても通常授業の時間内では伝えきれないことがあったり、生徒さんの作文をじっくりと読み込むことができないという不満が私の中にありました。
また、そもそも中学受験を考えていなかったり、受験するかはまだ分からない年齢のお子さんの場合、ただ作文を上手に書けるようになりたいと思っても、なかなかその環境を作ってあげることができていませんでした。
というわけで、『作文教室』はじめました。
昨日はその第1回目。
実は作文はあまり好きじゃないという子もいましたが、そういう場合はある程度「型」にはめながら書き進めると意外とスラスラ書けるようになってきます。
作文なんだから自分の気持ちを思ったように書けばいいんだ、というのはその通りなんですが、そう言われてすぐに「伝わる作文」を書ける人はなかなかいません。
作文は自己満足ではいけないと思うのです。
その文章から、書き手の伝えたいことがきちんと読み手に伝わる文章にしなければ意味がないと思うのです。
「作文の型」もその伝わる作文に近づくための1つの手段です。
昨日はこんな説明にやや熱くなり、最後はかけ足の説明になってしまい少し反省です。
ただ、次回以降も作文に対する私の思いみたいなものも含めて、伝える場があるというのは本当にうれしいことだなと感じています。
途中、「春に関係する言葉」をできるだけたくさん出してみよう、というコーナー(?)をしたのですが、最初の10個くらいはポンポンとすぐに出るのですが、それ以降なかなか出てきません。
”見えるもの”じゃなくても”気持ち”でもいいんだよ、というと「うれしい」という子もいれば「悲しい」という子もいて、なかなか興味深い時間でした。
今日の宿題のテーマは、「好きな野菜」です。
その野菜の姿や味を思い浮かべながら、自分が好きな理由をめいっぱいアピールしてみてくださいね。
「伝わる楽しさ」を体験すればするほど、作文は楽しいものになります。
今週の土日を利用して塾生保護者の皆さんとの面談を実施しました。
今回私の方からは主に、春から塾の形態を変えることへのご説明をさせていただきました。
具体的には、宮城県内の進学校および準進学校と言われる「上位校」を目指す生徒さんたちを応援する塾に特化していきたいということを申し上げました。
上位校というと、そういう学校に入れる人しか塾に通えないのでしょうかというご質問があったのですが、決してそういう訳ではありません。
向上心があり、勉強に対して真摯に向き合うことができる人であれば基本的に誰でも大歓迎です。
そして今在籍している生徒さんのほとんどはその素養をすでにお持ちだと思っています。
更に言うと、そういう意識を持った人というのは、たいていは最終的に上位校と言われる学校への進学を希望しています。
そんな考えもあり、上記のような分かりやすい表現としました。
また私から保護者の皆さんに対しては、生徒さん全員が上位校を目指せるようにするため、今後どのような取り組みをしていきたいかについても具体的なお話しをさせていただきました。
その中で、やはりどうしても、今まで以上に生徒さんへ課す課題やテストが増えるということもご説明しご了解をいただきました。
嬉しいことに全くと言っていいほど否定的な意見は聞かれず、非常に好意的に受け取っていただいたようでした。ありがたいことです。
ある生徒のお母様からは、今回の塾形態の変更については生徒さんにも良い効果があったと伺いました。
今まではなんとなく今の実力で行けそうな学校でいいのかなと思っていた生徒さんが、今回の変更を機に目標校を上位に上げたことで今までよりも真剣に勉強に向かうようになったようだとのこと。
めちゃくちゃ嬉しいです。
どんなきっかけであれ、生徒さんが安易な道ではなく、自分の可能性を信じてより険しい道に一歩踏み出せたのであれば、それだけでやってよかった気がします。
保護者の方との面談は、こちらの考えややりたい事を誤解なく伝えられる場であると同時に、保護者の方からは様々な「気づき」を得ることができます。
生徒さんの言動の理由であったり、意外な気持ちだったり、時には私さえ気づかない塾の良さだったりも教えてもらえます。本当にありがたいと感じています。
さあ、次は学力テストと生徒との個人面談が待っています。
次につながる何かをより具体的にアドバイスできるよう、しっかり準備したいと思います。
昨日、塾生A君の親御さんより、仙台二華中に合格しましたとの嬉しいご報告をいただきました。
合格、本当におめでとうございます!
4月からは二華中生として中学生活をスタートすることになりますが、おそらく今まで以上に刺激を受ける人たちと出会えると思います。
楽しみですね。
さて5年生の4月から入塾して来たA君ですが、学校での勉強は問題なく理解できるタイプで、先取り学習も十分できると判断したので、その年の夏休み前までには5年生の算数は勉強し終えていました。
そこからはひたすら二華中の総合問題対応の勉強を継続していましたが、小6の中ごろまではA君のご家庭では実はそれほど受検熱は強くなく、難しそうなら無理に受検しなくてもいいのではというお考えでした。
ただA君はマイペースなりに与えられた課題は確実にこなし、数少なく受けた二華中模試でも全体の真ん中くらいの成績を維持していました。
A君の良さは、一言で言うならば「ある一定の努力を継続できる力」を持っていることだと思います。
5年生から始めた日々の勉強は、恐ろしく単調なものに思えた時期もきっとあるはずです。
それでもA君は、一度たりとも宿題を忘れたことがなく、またその内容も毎回よく考えて解かれた跡がありました。
私は常々思うことがあるのですが、それは「天才に努力されたら誰も敵わない」ということです。
A君が天才かどうかは別として、ある一定の能力や技術を持っている人が、ある一定の努力を継続したら、ほとんどのことは叶うのではないかなと思っています。
今回のA君の合格を見て改めてそう感じています。
さて、受験勉強の後半では、開講したばかりの作文教室や冬休みの特訓教室にも参加しながら、毎日10ページ以上の自宅学習課題にも頑張って取り組んでいました。
また、最後の1か月で重視したことは時間との闘いです。
時間とは試験時間のことです。
総合問題50分、作文40分の時間を意識することは非常に大事なことなのですが、慣れていないと小学生が時間配分を意識することはかなり難しいことでもあります。
試験時間を意識するため、最後の1か月は塾に来るたびに総合問題または作文の模擬試験を受けてもらいました。
総合問題はどこに難問があるか分かりません。
最初の方の問題に難問があった場合、そこに多くの時間を割いてしまったためその後の簡単な問題にたどり着けなかったり、慌てて解いたためにうっかりミスをしてしまったりする場合があります。
こうならないためには、少し考えて難しいと判断した時はその問題をいったん諦め、次の問題に取り掛かかること、そして時間が余った時に飛ばした問題をもう一度トライする、がベストな方法です。
大人にとっては当たり前と思うかもしれません。
ただこれを確実にできるのは高校生以降です。
中学生でも定期テストや模試を何度か受けているうちにやっと身につく技術です。
ましてや初めて受検を経験する小学生がこういった時間配分を本番で意識することは非常に難しいことです。
こういった観点から、最後の1か月はこれでもかというほど毎回模試を解いてもらい、時間配分や解く順番を意識しながら解答の精度を高めるという訓練を行いました。
もし仮に、今回二華中に合格出来なかったとしても、A君はたくさんの技術を身に付け中学に進学することが出来たでしょう。
難問にチャレンジする力はもちろん、ある一定の努力を継続する力、時間を意識する力、最善の方法で問題を解く柔軟性など、今後どのような場面に遭遇したとしても、即戦力となる力を自分に装備することが出来ました。
今後の飛躍を大いに期待しています。
A君、おめでとう!