宮城県教育委員会主催の「算数チャレンジ大会」にて、塾生のK君のチームが参加し、見事『優勝』を果たしました!
7月に予選、9月が本選となり、本選大会は宮城県庁にて開催されました。
小学生が3人1組でチームを作り参加します。なんだか高校生クイズみたいでいいなあと思ってしまいます😙
ただ、出される問題は数学的思考力や発想力を問われるかなり高度なものです。
なかなか大人でも解けない問題です。
例えば上のような問題ですが、一見簡単そうなのですが、あることに気づかないとずっと解けません。
あることに気づけば、いとも簡単に解けます。視点の転換が必要です。
もちろん三平方の定理や三角関数など使わずに小学校の知識だけで解けます。
こういった問題が10~15問、60分で解かなくてはいけません。
3人が分業してもいいですし、一緒に同じ問題を解いていっても構いません。
チームそれぞれの戦略もとても大事になってきます。
ちなみに塾生のK君のチームはどうしたかというと、K君が前半部分を一人で担当し、他の二人が後半を共同で解き進める作戦で行ったのだそうです。
この作戦がピタリとはまり、効率良く得点を積み上げられたのではないかと思います。
本当におめでとうございます🎉
塾生のK君についてですが、もともと勉強は得意な方で、勉強することをあまり苦にしないタイプではありましたが、最初からどんな問題も楽々解いてしまう子という訳でもありませんでした。
ただ、少しのヒントを与えれば、あとは自力で正解まで進んで行けるだけの集中力と根気がありました。
こういうタイプの子に一番適した勉強法は、とにかくいろいろなタイプの問題を、たとえ広く浅くてもいいのでたくさん解くことではないかと思います。
今回のような課題に対した時、今回が初挑戦になるような問題をなるべく作らないこと。
つまり、どこかで似たような問題を一度は解いたなという記憶があるだけで、たとえ難問であっても自力でなんとか手掛かりを見つけ、立ち向かっていくことが出来るようになってきます。
あとそういう状態になると、つまり広く浅くでもいろいろな解法パターンが身に付いてくると、勉強が更に楽しくなっていきます。
楽しくというのはちょっと言い過ぎかもしれませんが、そういった問題への好奇心が間違いなく前よりも出てくるはずです。
これはあのやり方で解けるかな、いやこっちのやり方もあるかも、という風に考えられるようになってくるからです。
中身がすかすかの冷蔵庫よりも、食材がたくさん入っている冷蔵庫の方が料理をしようという気になりますよね💪
(例がちょっと変ですね😓)
もちろん、全ての生徒さんにこの勉強法が向いているという訳ではありません。
基本的な計算力、読解力が無いままにいろいろな問題に取り組ませても、逆に何も身に付かず点数が伸び悩むことになってしまいます。
ただ、そういったリスクに気を付けながらも、知的好奇心を刺激するために様々なタイプの問題に触れることはそれでも大切なことだと思っています。
自分の経験からも、『知的好奇心を刺激すること』ほど勉強への意欲につながるものってないと思うからです。
でも、この知的好奇心って、火がつきやすい人とそうでない人がいるのも事実です。
ここが難しいところです😅