2024年度高校受験結果

2024年3月14日(木)の宮城県公立高校の合格発表をもちまして、今年の中3生全員の進路が決定いたしました。

 

全員、第一志望校に合格しました!

皆さん本当に頑張りました。

この1年間の受験を通した取り組みを、どうかこれからの大きな自信としてもらいたいと思います!

 

そして、ご家族の皆様もこれまで本当にお疲れさまでした。

生徒の皆さんを最後まで温かくサポートしていただき感謝の気持ちでいっぱいです。

 

本当におめでとうございました!

 

【わかば学舎 中3生 合格高校】

■ 仙台二高(普通科)

■ 仙台一高(普通科)

■ 宮城野高(普通科)

■ 多賀城高(普通科)

■ 利府高(普通科)

■ 聖ウルスラ学院英智高(特別志学Type1)

■ 仙台育英高(特別進学 東大選抜コース)

■ 東北学院榴ヶ岡高(総合進学コース)

■ 東北高(文理コース)

(併願合格校を含む)

 

2024年3月14日 | カテゴリー : お知らせ | 投稿者 : わかば学舎

二華中合格! この2年間の軌跡。

昨日、塾生A君の親御さんより、仙台二華中に合格しましたとの嬉しいご報告をいただきました。

合格、本当におめでとうございます!

 

4月からは二華中生として中学生活をスタートすることになりますが、おそらく今まで以上に刺激を受ける人たちと出会えると思います。

楽しみですね。

 

さて5年生の4月から入塾して来たA君ですが、学校での勉強は問題なく理解できるタイプで、先取り学習も十分できると判断したので、その年の夏休み前までには5年生の算数は勉強し終えていました。

 

そこからはひたすら二華中の総合問題対応の勉強を継続していましたが、小6の中ごろまではA君のご家庭では実はそれほど受検熱は強くなく、難しそうなら無理に受検しなくてもいいのではというお考えでした。

ただA君はマイペースなりに与えられた課題は確実にこなし、数少なく受けた二華中模試でも全体の真ん中くらいの成績を維持していました。

 

A君の良さは、一言で言うならば「ある一定の努力を継続できる力」を持っていることだと思います。

5年生から始めた日々の勉強は、恐ろしく単調なものに思えた時期もきっとあるはずです。

それでもA君は、一度たりとも宿題を忘れたことがなく、またその内容も毎回よく考えて解かれた跡がありました。

 

私は常々思うことがあるのですが、それは「天才に努力されたら誰も敵わない」ということです。

A君が天才かどうかは別として、ある一定の能力や技術を持っている人が、ある一定の努力を継続したら、ほとんどのことは叶うのではないかなと思っています。

今回のA君の合格を見て改めてそう感じています。

 

さて、受験勉強の後半では、開講したばかりの作文教室や冬休みの特訓教室にも参加しながら、毎日10ページ以上の自宅学習課題にも頑張って取り組んでいました。

 

また、最後の1か月で重視したことは時間との闘いです。

時間とは試験時間のことです。

総合問題50分、作文40分の時間を意識することは非常に大事なことなのですが、慣れていないと小学生が時間配分を意識することはかなり難しいことでもあります。

 

試験時間を意識するため、最後の1か月は塾に来るたびに総合問題または作文の模擬試験を受けてもらいました。

 

総合問題はどこに難問があるか分かりません。

最初の方の問題に難問があった場合、そこに多くの時間を割いてしまったためその後の簡単な問題にたどり着けなかったり、慌てて解いたためにうっかりミスをしてしまったりする場合があります。

 

こうならないためには、少し考えて難しいと判断した時はその問題をいったん諦め、次の問題に取り掛かかること、そして時間が余った時に飛ばした問題をもう一度トライする、がベストな方法です。

 

大人にとっては当たり前と思うかもしれません。

ただこれを確実にできるのは高校生以降です。

中学生でも定期テストや模試を何度か受けているうちにやっと身につく技術です。

ましてや初めて受検を経験する小学生がこういった時間配分を本番で意識することは非常に難しいことです。

 

こういった観点から、最後の1か月はこれでもかというほど毎回模試を解いてもらい、時間配分や解く順番を意識しながら解答の精度を高めるという訓練を行いました。

 

もし仮に、今回二華中に合格出来なかったとしても、A君はたくさんの技術を身に付け中学に進学することが出来たでしょう。

難問にチャレンジする力はもちろん、ある一定の努力を継続する力時間を意識する力最善の方法で問題を解く柔軟性など、今後どのような場面に遭遇したとしても、即戦力となる力を自分に装備することが出来ました。

 

今後の飛躍を大いに期待しています。

A君、おめでとう!

 

中学受験生のための「作文教室」

宮城県の中学入試では、ほぼ全ての学校で「作文問題」が出題されます。

(入試で「作文」を課す中学校)

 ・仙台二華中学校(500~600字)

 ・宮城教育大学附属中学校(160~180字)

 ・東北学院中学校(500~600字)

 ・秀光中等教育学校(400~500字)

 ・仙台白百合学園中学校(400~600字)

 ・聖ウルスラ学院英智中学校

 ・尚絅学院中学校(300字程度)

 ・宮城学院中学校

 

つまり、中学受験を考えている子にとって、作文は避けては通れない「大きな壁」になります。

「大きな壁」と表現したのはもちろん、ほとんどの子にとって作文が苦手分野になってしまっているからに他なりません。

 

ただそれは致し方のない面もあります。

学校の国語の授業では、文章の内容について考える「読解力」を上げることを主目的としていて、どう書けば相手に伝わるのかといった「作文技術」についてはほとんど教えてくれないからです。

せいぜい夏休みの課題として読書感想文を書くくらいですよね。

私も子供の頃に、どう書いたら伝わる作文になるのかについて教わった記憶が残念ながらありません。

 

にもかかわらず、どうして中学入試で作文が重視されているのでしょう?

それは作文を通して、その子が持っているさまざまな能力を手っ取り早く見ることが出来るからです。

具体的には以下のような力の事です。

  ・論理的思考力

  ・発想力

  ・表現力

  ・論述力

  ・語彙力

 

これらの力は、よく見るとどれも社会人に必要な力ばかりですね。

社会を生き抜く力」とも言い換えられると思います。

 

少し硬い話になりますが、2020年の教育改革により文部科学省が定めている「学習指導要領」が改訂されています。

社会の急速な変化に柔軟に対応する力をつける”という目標のための改訂なのですが、少々乱暴かもしれませんが、分かりやすく言い換えるならば『脱暗記』です。

つまり、これまでのように知識を詰め込む(暗記)だけでは駄目ですよ、と言っています。

これからは、その知識を活用しつつもその先の可能性を考えたり、または全く新しいものを生み出したりしながら、この社会を生き抜いていかなくてはならなくなる場面が多くなることを示しています。

つまり、論理的思考力発想力表現力といった力がこれまで以上に求められてきます。

 

際、今後10年~20年程度で半数近くの仕事が自動化される可能性が高いとも言われています。

 

今は中学受験のために仕方なく作文に取り組まないといけないという人も多いかもしれませんが、その勉強を通して得られる力は絶大で、この時期に「書く力」を鍛えられるのは非常に有意義です。

大きなメリットとして、自分の価値観』を見つけられる、気づくことができるということが挙げられます。

では、『自分の価値観』とは何でしょうか?

 

以下は、中学入試で出されるような作文問題の一例です。

・あなたは他の生物との「共生」を進めるためにはどんなことが必要だと考えますか

・「ゴミ問題」について、あなたが感じたり考えたりしたことは何ですか

・「勉強することの目標」についてどのように考えますか

 

作文の練習をすると、こういった問題に対する自分の考えを持たなければなりません。

真剣に考えなければいけません。

なぜなら、深く真剣に考えれば考えるほど、出来の良い作文が書けるからです。

今までなんとなく見聞きしていたことの一つ一つについて、自分の感情と理性を整理しながら自分としての答えを持ち、それを書くことで形にする。

これを繰り返すことで現れるのは、『自分の価値感』に他なりません。

 

自分の価値感を持つことのメリットについては次の記事でもお伝えしたいと思いますが、もっともっと作文の可能性をみんなに気付いてもらえたらなと思います。

少し考えて書くだけで、本当に伝わる作文が書けるようになります。

人とは違った、”光る文章”が書けるようになります。

 

そんな思いもあって、この度『作文教室』を中学受験特別講座として開講することに致しました。

「書く楽しさ・喜び」を知ることは、受験以上に大切なものもきっと得られるはずです。

 

作文教室

2022年10月13日 | カテゴリー : お知らせ | 投稿者 : わかば学舎

合格状況(2019年度最終)

今年度の塾生の皆さんの合格状況は以下の通りです。(複数校受験分も含みます)

 

中3生は全員、公立校、私立校ともに第一志望校に合格しました!

ご本人の頑張りはもちろん、ご家族の皆さんの励ましとサポートの力あってこその結果です。

どうかひと時、ご家族全員でこの喜びを分かち合ってください。

 

そして生徒の皆さんは、この嬉しい気持ちをぜひ新しい生活の原動力にしましょう!

 

【公立高校】

多賀城高 普通 1名

利府高 普通 1名

仙台工高 機械 1名

塩釜高 ビジネス 1名

 

【私立高校】

仙台育英高 特別進学 2名

東北学院高 総合進学 1名

聖和学園高 リベラルアーツ 3名

 

【私立中学】

東北学院中 1名

 

合格された皆さん、本当におめでとうございます!

 

算数チャレンジ大会優勝!

宮城県教育委員会主催の「算数チャレンジ大会」にて、塾生のK君のチームが参加し、見事『優勝』を果たしました!

 

7月に予選、9月が本選となり、本選大会は宮城県庁にて開催されました。

小学生が3人1組でチームを作り参加します。なんだか高校生クイズみたいでいいなあと思ってしまいます😙

 

ただ、出される問題は数学的思考力や発想力を問われるかなり高度なものです。

なかなか大人でも解けない問題です。

例えば上のような問題ですが、一見簡単そうなのですが、あることに気づかないとずっと解けません。

あることに気づけば、いとも簡単に解けます。視点の転換が必要です。

もちろん三平方の定理や三角関数など使わずに小学校の知識だけで解けます。

 

こういった問題が10~15問、60分で解かなくてはいけません。

3人が分業してもいいですし、一緒に同じ問題を解いていっても構いません。

チームそれぞれの戦略もとても大事になってきます。

 

ちなみに塾生のK君のチームはどうしたかというと、K君が前半部分を一人で担当し、他の二人が後半を共同で解き進める作戦で行ったのだそうです。

この作戦がピタリとはまり、効率良く得点を積み上げられたのではないかと思います。

 

本当におめでとうございます🎉

 

 

塾生のK君についてですが、もともと勉強は得意な方で、勉強することをあまり苦にしないタイプではありましたが、最初からどんな問題も楽々解いてしまう子という訳でもありませんでした。

 

ただ、少しのヒントを与えれば、あとは自力で正解まで進んで行けるだけの集中力と根気がありました。

 

こういうタイプの子に一番適した勉強法は、とにかくいろいろなタイプの問題を、たとえ広く浅くてもいいのでたくさん解くことではないかと思います。

 

今回のような課題に対した時、今回が初挑戦になるような問題をなるべく作らないこと。

 

つまり、どこかで似たような問題を一度は解いたなという記憶があるだけで、たとえ難問であっても自力でなんとか手掛かりを見つけ、立ち向かっていくことが出来るようになってきます。

 

あとそういう状態になると、つまり広く浅くでもいろいろな解法パターンが身に付いてくると、勉強が更に楽しくなっていきます。

 

楽しくというのはちょっと言い過ぎかもしれませんが、そういった問題への好奇心が間違いなく前よりも出てくるはずです。

これはあのやり方で解けるかな、いやこっちのやり方もあるかも、という風に考えられるようになってくるからです。

 

中身がすかすかの冷蔵庫よりも、食材がたくさん入っている冷蔵庫の方が料理をしようという気になりますよね💪

(例がちょっと変ですね😓)

 

もちろん、全ての生徒さんにこの勉強法が向いているという訳ではありません。

基本的な計算力、読解力が無いままにいろいろな問題に取り組ませても、逆に何も身に付かず点数が伸び悩むことになってしまいます。

 

ただ、そういったリスクに気を付けながらも、知的好奇心を刺激するために様々なタイプの問題に触れることはそれでも大切なことだと思っています。

 

自分の経験からも、『知的好奇心を刺激すること』ほど勉強への意欲につながるものってないと思うからです。

 

でも、この知的好奇心って、火がつきやすい人とそうでない人がいるのも事実です。

 

ここが難しいところです😅